朗読音声<5分55秒>

 

●『武士道』訳者あとがき(日本復活戦略)

 

 教育者、思想家であった新渡戸稲造氏は、

かつての5000円札に肖像が描かれる程、日本の代表的な偉人です。

国際連盟事務次長、東京女子大学初代学長、

東京女子経済専門学校初代校長を務められ、

農業経済学・農学の研究にも携わるなど、その活動は多岐にわたるものでした。

 

 名著『武士道』に於いて注目すべき点は、

万世一系の下で2600年以上の歴史を経て培われた日本の美徳、その集大成である「武士道」は、

新渡戸氏がその人生の中で出会った至高の愛情主義者、

イエスが説いた教えに帰結するものである。と、

至る所で強調されている事でしょう。

 そして最終章では、

武士道精神を復活した日本人は、

ヘレニズム文明:人間中心主義を選ぶか、

ヘブライズム文明:神中心主義を選ぶかの選択が問われる、と

新渡戸氏は警告しています。

 

 日本の愛情主義「武士道」は長年の時を経て培われたものですが、

古代日本の最初の国家、大和朝廷よりも遥か昔に、

生まれは貧しく、両親から3日間育児放棄されるほど親にさえ愛されず、社会情勢も悲惨で、

33歳の若さで無実の罪で虐殺されたイエスの生涯を踏まえると、

そのイエスが短命の内に説いた愛情主義は、

正に神業であると言えるものであり、

新渡戸氏がイエスの教えに惚れ込んだ背景を伺う事が出来ます。

 新渡戸氏は、イエス本人と、

本質を見失っているキリスト教会を明確に分けて捉えており、

どこまでも、イエス本人が説いた純粋な『聖書の教え』と、

日本が長年の歴史を培って集大成した『武士道』を融合した

『究極の愛情主義』の意義と価値を教えてくれていると言えるでしょう。

 

 実は、イエスの愛情主義精神と、日本の愛情主義精神は、

新渡戸氏のみならず、多くの日本人の心の中で繋がっていたものでした。

 

松岡洋右全権大使 国際連盟脱退時の演説

「人類はかつて二千年前、ナザレのイエスを十字架にかけた。

諸君はいわゆる世論が誤っていないと、果たして保証出来ようか?

我々日本人は現に試練に遭遇しつつあるのを覚悟している。

ヨーロッパやアメリカのある人々は今、

二十世紀に於ける日本を十字架にかけんと欲して居るではないか。

諸君!日本は将に十字架にかけられんとして居るのだ!

しかし、我々は信ずる。確く確く信ずる。

僅に数年ならずして、世界の世論は変わるであろう。

ナザレのイエスが遂に理解された如く、

我々も亦世界に依って理解されるであろうと。」

外務省『日本外交文書』満州事変 第3巻 より

 

 『日本』が聖戦を挑んだ、白人列強諸国による500年に及ぶ植民地支配が、

カトリック・イエズス会を作った「タルムード信奉のカザールユダヤ人」の策謀から始まっており、

『イエス』が戦った我欲主義者も、

当時、大祭司律法学者と呼ばれた腐敗した「タルムード信奉のユダヤ人」であったという、

偶然か必然か、

その共通する歴史的背景を捉えると、

イエスと、日本は、

「愛情主義」を志し、

「歴史的に一貫した我欲主義勢力」に立ち向かった『同志』である事が分かります。

 2000年前のイエスは、

たった1人で我欲主義勢力に立ち向かい、十字架で虐殺されてしまいました。

70余年前の日本は、

たった1国で我欲主義国家群に立ち向かい、

東京裁判、大空襲、原爆など数々の悲劇を通過しました。

 イエスの時と違う状況は、

イエスは地上から居なくなり、言葉・教えだけを残したものの、

日本はまだ、何とか民族・国家として残存しているという点であると言えますが、

それも今や、

戦後70余年かけて進められてきたGHQのWGIP戦略により、

いよいよ国家存亡の危機を迎えています。

 

 人類歴史を懸けた愛情主義と我欲主義の戦いの決着は、

最後の砦とも言える

この『日本』の復活が成せるか否かに懸かっていると言っても過言ではないでしょう。

日本復活は日本人にしか成し得ません。

新渡戸氏はこの名著の最後に際して、

「何世代かの後に、武士道の習慣や志が葬り去られ、

その名前が忘れ去られたとしても、

どこか見えない山の彼方から、

日本人の武士道精神は

一陣の風によって運ばれてくる事でしょう。」

と、私達に語りかけ、

勇気付けて下さっています。

全ての先人たちの想いに応え、孝行を果たさなければなりません。

 

 国家存亡の危機に瀕する今こそ、

私達国民は、一致団結して具体的に行動を起こすべき時ではないでしょうか?

 『武士道』に記される、

世界で最も尊ばれる「イエスの教え」と、「日本の武士道」、

この2つを融合した『究極の愛情主義』の志を、

新渡戸氏や松岡洋右氏などの諸先輩の様に、

国民一人ひとりが心に堅く抱く事が出来れば、

大東亜共栄圏の理想を挫かれた日本は今度こそ、

その究極の愛情主義理念・国境をも超え得る普遍的真理を根拠に

世界を理想に導くリーダー国家へと生まれ変わる事でしょう。

 

 日本復活を現実的に成し遂げるべく、

その確固たる愛情主義理念を軸とした

「自給自立国家モデル都市プロジェクト」を全国各地で推進しています。

共に立ち上がって下さる方を募っております。

是非ホームページをご覧の上、ご連絡下さい。

 

日本の未来を考える会 広報室

 


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